校舎        
                           校長 花本 和彦     

《ごあいさつ》
 平成21年度に本校に着任し,5年目を迎える校長の花本です。本中学校区(江波中学校区)では,『社会参加ができる人間の育成』を目標に,各校で工夫して教育実践に取り組んでいます。
 平成21年度から「話をよく聞く」「自分の思いを伝える」「あいさつする」「時間を大切にする」「学習や生活の場をきれいにする」という5つの合言葉の実践に取り組み,子どもたちが落ち着いて学習し,学校生活を送るようになりました。
 生活目標を,「学年に応じたあいさつ目標」「だまってそうじをする」「チャイムの合図を守る」の3つに絞り1年間固定したことにより,子どもたちが目標を意識して生活するようになってきました。しかし児童の中には,相手からされればあいさつする受身の児童も存在しています。そこで一昨年度から「自分から進んで」を低・中・高学年とも加え,低学年は「自分から進んで,元気よくあいさつをしよう」,中学年は「自分から進んで,相手の顔を見てあいさつしよう」,高学年「自分から進んで,笑顔であいさつしよう」として,学年が上がるにつれレベルを上げ,相手を気持ちよくすることのできるあいさつの定着を目ざしています。
 清掃活動では,無言清掃に取り組み,私語をせず,時間いっぱい体を動かして,自分の分担や役割をきちんと果たすよう指導しています。
 また,物を大切にする意識を育てるために清掃用具を1年間大切に使う取組を行い,週末にはブラシでほうきのゴミを取る指導をしています。清掃がいき届き,花いっぱい,元気な挨拶のとび交う学校を目指しています。
 学習面では,授業中は先生の話や友だちの発表を黙って聞き,ペアやグループの話し合いで,『自分の思いを伝える』ことのできる児童の育成に取り組んでいます。
 教職員が力を合わせ,舟入小学校の児童であることに誇りを持ち,自尊心をもった児童に育み,学校大好きな子どもに育て,子ども達の笑顔が増えるような取組を進めていこうと思います。ご支援・ご協力よろしくお願いいたします。

《校区の概況》
  本校の学区は,三角州平野である広島の南部に位置し,太田川の支流になる天満川と本川に挟まれています。固有種で有名な江波山桜が生えている江波山もすぐ近くに見え,校舎からは,瀬戸内海に浮かぶ安芸の小富士(似島)も見えます。学区の中央を南北に広島電鉄の江波線が貫き,電車やバスが短い間隔で運行され,交通の便に恵まれた所です。
 
《本校の様子》
 本校は開校78年目を迎える児童数605名の中規模校です。校庭には被爆した柳の木が3本あり,今年も元気な新葉をつけ,校庭で 子どもたちの活動を見守ってくれています。校舎は古いですが,掃除の行き届いた花いっぱいの美しい学校を目指して取り組んで行きます。

《学校教育目標》
     「互いに人権を尊重し,協力して実践する,心身たくましい子どもの育成」
 
《目指す子ども像》
    ・深く考え,進んで学ぶ子ども   ・仲良く助け合う子こども   
    ・いつも元気で,やりぬく子ども

《めざす学校像》
    ・あいさつあふれる,美しい学校         
    ・来校者の多い,地域と交流する学校
    ・教職員が熱意を持ち,協働する学校

《本校の特徴》
 本校の子どもたちは,大変子どもらしく素直でとてもよくあいさつができます。今年度も引き続きあいさつのレベルアップを目指しています。黙って清掃する取組は,2年前から始めましたが,ずいぶんと子どもたちに定着し,清掃活動において自分の責任分担をきちんと果たし,黙ってしっかり時間いっぱい清掃する姿がたくさん見られるようになりました。
  本校の学区の地域の皆さんは,「おらが学校」と舟入小学校の教育活動に惜しみないご支援をくださり,支えてくださっています。
 各学年カリキュラムの中に,地域の皆さんをゲストティーチャーにお招きして教えていただく内容を位置づけ地域交流学習を進めています。   

                             どうぞよろしくお願いいたします。